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企画展「陶工 金城次郎と沖縄の工藝」
平成29年6月9日(金)〜12月3日(日)
 このたび倉敷民藝館は「陶工 金城(きんじょう)次郎
(じろう)と沖縄の工藝」と題しました企画展を開催
いたします。
 沖縄県を代表する焼物である壺屋焼は、300年以上 の歴史があります。金城次郎(1912〜2004)は1924
年12歳の時に壺屋の窯元で陶器を習いはじめ、壺屋焼
の伝統的な技法を体得し、多数の代表作を壮年期で
ある壺屋時代に生みだしました。1972年60歳の時に
読谷村へ移住し自分の窯で作陶をはじめ、その後、
作陶活動が評価され1985年73歳の時に沖縄県で初の
重要無形文化財保持者に認定されました。
 この企画展では、金城次郎が人間国宝になる前 壺屋
時代の当館所蔵品約80点を主軸とした皿や酒器等の
日常雑器を中心に展示いたします。あわせて紅型や筒描など
沖縄独自の染織品や沖縄ガラス、漆器、木工品、
編組品も陳列いたします。
 本展を通じて「壺屋の金城次郎」の魅力と、沖縄
工藝品の健やかな美しさを感じて頂けますと幸い
です。



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